“いくつになってもきれいでいたい”、そんな女性にとってアンチエイジングは永遠のテーマ。自分なりの美容方法を実践していたり、新しいコスメや商品は必ずチェックしたり、あるいはサロンに通って定期的にお手入れしたりという人もいることでしょう。
でも本当にいつまでも若々しくありたいと願うならもっと大切なことがあると言います。それは何よりも精神面でのケア。ストレスや不安などが溜まると人は暴飲暴食に走ったり、あるいは“もっとキレイになりたい”という欲が強くなって、極端な場合だと拒食症などに陥ってしまったりします。よく言われる“体の内側から美しくなる”というのには、多分に精神的な要素も含まれているのです。
「瞑想」で心を沈める効果
そのことはアメリカのアンチエイジング界で活躍されているヴィンセント・ジアンパパ博士も主張しており、とくに瞑想によって心を静め、落ち着けることはアンチエイジング効果のあるホルモンの分泌にも大きく影響を与えているというのです。そのホルモンとは以下の3種類のものを指します。
DHEA(デヒドロエピアンドロステロン)
DHEAとは老化スピードを緩める唯一のホルモンであり、強力なアンチエイジング作用が認められており、私たちの生理的年齢を決定づける重要な要素でもあります。また私たちを病気から守り、若々しい気分を維持する働きもするのです。
瞑想によってDHEAの生成を44%~90%も上げることができると考えられます。
メラトニン
メラトニンの主な役割は、睡眠サイクルの調節、免疫力の調整、そして鬱の抑制などです。メラトニンが正常に働くおかげで、細胞のダメージがスローダウンされたり、エネルギーレベルを上げたりすることができます。
瞑想によってメラトニンを98%から300%も増やすことができると考えられます。
コルチゾール
上記二つのホルモンがアンチエイジングに積極的な役割を果たしているのに比べ、このコルチゾールは別名ストレスホルモンとも言われているようにストレスレベルを上げ、老化現象を早めてしまう望ましくない働きをします。
瞑想によってこのコルチゾールを47%減少させることができると考えられています。
以上、瞑想が体内のホルモンにどのような効果をもたらすか、お分かりいただけたでしょうか?
瞑想のヒントたち
では次は具体的にどんなふうに瞑想をすればよいのか、ヒントを集めてみました。
・より効果を出したいなら、1日20分間の瞑想を2回するのが理想的。とはいえ初心者の人や忙しくてなかなか時間がとれないという人は20分の瞑想を1回からスタートでもよいでしょう。
・瞑想はいろんな場所でできます、家で心地の良い椅子に座って目を閉じて呼吸を意識する、あるいは歩きながらでも構いません。信号や車などに邪魔されず、自分のペースで歩けるコースを20分間、1歩1歩歩くことに神経を集中させながら行ってみましょう。
・瞑想により入り込みやすくするために、CDやリラックスサウンドを聞くのも効果的です。
・瞑想をしている最中は、今日わが身に起こったことを振り返り、感謝の気持ちを感じるようにしてみましょう。日々の生活で小さなことにも感謝できるマインドを訓練しておくと、毎日ポジティブな気分で過ごせるようになります。
瞑想でアンチエイジングといえば、なんといってもあのミランダ・カーも熱心に実践しているそうです。彼女のキレイの秘密のひとつはきっと瞑想にあるのでしょう。私たちも見習ってみませんか?
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参考記事(海外サイト):Fight off ageing with meditation