実家に帰ったときに食卓に並ぶ、ふっくらした白いお米、あまじょっぱい煮物に、旬の野菜のお浸し……そして、温かいお味噌汁。日本食の代表格でもある味噌汁ですが、昔に比べればなかなかいただく機会が減ってしまっているという方も多いかもしれません。
身も心もホッとできるあの一杯には、実は知られざる美容効果が山程あるということを、読者の皆さまはご存知でしょうか? できることなら一日一杯、少なくとも一週間に一杯は自分で手作りした味噌汁を飲みたいものですね。
味噌の美容効果
味噌汁の何が良いかって、それは味噌自体に美容効果があるということです。味噌の原料である大豆には食物繊維が多く含まれており、腸を綺麗にしてくれる作用があります。イソフラボンには女性ホルモンに似た働きがあり、生理不順や更年期障害をおさえる効果があります。他にも、遊離リノール酸がメラニン合成をおさえシミやソバカスを防いてくれるなど、まさに“スーパービューティースープ”なのです。
また赤味噌は大豆ペプチドが多く脂肪を燃やしやすくなるので朝に、白味噌はギャバが含まれており空腹感がおさえられるので夜に、それぞれ使いわけることで、更なる美容効果が期待できます。
もっと美味しい味噌汁のレシピ
味噌汁を作るときには、
1) だしをとること
2) お玉の中で味噌を溶かすこと
3) 味噌を溶かすときには火を止めること
がマストです。こうして作る味噌汁の美容効果を底上げしてくれる食材を、以下に提案いたします。
お子様にも! 家族で飲みたい栄養味噌汁
食材
・ブロッコリーの茎
・カボチャ
・お好きなキノコ
▽ 茹でてもミカンの2倍のビタミンCが残るとされるブロッコリーの茎は、ぜひ捨てずに味噌汁へ。子どもに人気な甘いカボチャにはβカロチンが含まれており、免疫力UPや風邪予防にも繋がります。低カロリーでボリュームもかさましできるキノコを加えれば、メタボなお父さんにも育ち盛りの子どもにも嬉しい味噌汁が完成!
お腹大満足なダイエット味噌汁
食材
・鮭
・じゃがいも
・卵
・キムチ
▽ ミスユニバースも好んで食べる美容食材として有名な鮭は、味噌汁にだって合うんです。そこに白米の半分のカロリーで満腹感が味わえるじゃがいもを投入。ちなみにじゃがいもに含まれるカリウムには、とりすぎた塩分を排出してくれる働きもあります。高タンパクな卵は溶き入れても、ポーチドエッグのようにしても美味しくいただけます。仕上げにキムチをのせることで、カプサイシンの脂肪燃焼効果がダイエットを後押ししてくれます。
美容効果ナンバー1! 具沢山味噌汁
食材
・豚肉
・キャベツ
・玉ねぎ
・ゴボウ
・もやし
・ショウガ、ニンニク、ごま油
▽ まずは温めたお鍋でごま油を熱し、ショウガとニンニクの香りがたつように炒めます。その後に豚肉、そして野菜も軽く炒めて水とだしを加え、味噌を溶かします。保湿のごま油、ショウガでの冷え性改善、スタミナのニンニクとは、基本的にはどんな野菜でも合います。筆者オススメの豚肉は疲労回復、キャベツはアンチエイジング、玉ねぎはニキビ防止、ゴボウともやしは食物繊維が豊富で便秘解消効果があります。
お疲れ深夜のリセット味噌汁
食材
・なめこ
・ちりめんじゃこ
・大根おろし
▽ ビタミンやミネラルたっぷりのなめこの味噌汁は定番の一つですが、お腹が減った夜の味噌汁にはぜひ+αを。味噌汁をお椀によそったら、大根おろしとちりめんじゃこを盛り付けましょう。大根おろしの酵素パワーは温めすぎると少なくなってしまうので、後入れが重要です。ちりめんじゃこを散らすことで、風味も良くなります。カブや水菜を加えるのもgood!
いかがですか?
お味噌汁で美味しく、美しくなりましょう♪ ぜひ、作ってみてくださいね。