キラキラ輝く美しい泡立ちが、幸せな気持ちにさせてくれるシャンパン。美しきルイ15世の公妾として歴史に名を残すポンパドール夫人は、「飲んでなお女性が美しくいられるのはシャンパンだけ」という名言を残しています。歴史をずいぶん遡った頃から、シャンパンは多くの女性を魅了する存在で、彼女達を美しく彩る魔法のワインだったのかもしれません。今回のテーマはまさしくそのシャンパーニュ。知っておくと更に女子力がアップする、魅惑の泡のマメ知識をお伝えします!
シャンパンってどんなお酒?
私たちはシュワシュワ泡立っているワインを見ると、つい何でも「シャンパン」と呼んでしまいがち。でも「シャンパン」と呼んでいいのは、フランスのシャンパーニュ地方で、決められた条件を満たして造られた発泡ワインだけです。泡立っているワインは世界中にたくさんあるけれど、シャンパンの場合はボトルに「CHAMPAGNE(シャンパーニュ)」という記載があるので、これを目印にして。これが表記されていないワインは、「シャンパン」ではなく「スパークリングワイン」と呼ぶようにしましょう。「スパークリングワイン」というのは生産地も造り方も使っているぶどう品種も関係なく、泡立っているワインの総称を指すので一番ハズレのない表現。ちょっと深く学んでみると、イタリアの「フランチャコルタ」とか、スペインの「カヴァ」とか、スパークリングワインには様々な種類があって、それぞれ固有の呼び方があることが分かります。でも、まずは「シャンパン」とその他のワインの区別をつけられるようにすれば大丈夫。それだけで、食事の席で「この子は分かっているナ」と一目置かれるかも?
女子に嬉しい、泡のキラキラ効果
シャンパンの魅力は何と言ってもその泡立ち。キラキラ輝きながら下から上へと上昇していく細やかな発泡は、気持ちまで上向きにしてくれます。そして液面に広がる泡の輪はまさにパールのネックレスのよう!グラスにそっと耳を近づけた時に聞こえるパチパチシュワシュワした泡立ちの音は、「天使のささやき」と言われるほどに幸福感を誘ってくれます。そんなウットリ幸せな気分にさせてくれる飲み物をいただけば、必ずや表情も優しくなって、周りにもその幸せオーラが伝わるはず。そしてキラキラしたグラスを携えるだけで、自分もその輝きにあやかることができるんです。ちなみに、女子力アップに最強なのは、まさにロゼのシャンパン。温和で母性的な気持ちになれるというピンクの色の効果も相まって、更に幸せオーラを呼んでくれます。しかも、ロゼ色のワインは、顔の近くにかざすだけで普段よりも若々しく見せてくれるのだとか。ハッピーな気持ちだけでなく、若返りまでも叶えてくれるロゼシャンパンを、ぜひお試しあれ。
美味しく飲むだけで、エレガントに」
シャンパンはとても繊細な飲み物。状態によってはその美味しさを引き出せなかったり、キレイな泡立ちを楽しめなかったりするので、味わう時には細心の注意が必要です。といっても、「どう扱えばいいか分からない」と言う方もいるかもしれませんが、簡単です。ソムリエさんが注いでくれた状態をキープしながら、あまり衝撃をあたえずに、大切に扱えばいいのです。若いスティルワイン(=泡だっていないワイン)なら、グラスをクルクルとスワリングして、ワインを空気に触れさせることもありますが、シャンパンの場合はそんな必要はありません。繊細なガラス細工を扱うように、そっとグラスの柄をもって色調や香り、味わいをゆっくり楽しみましょう。シャンパンを大切に味わうように心がけるだけで、自然と身のこなしがエレガントになってしまうから不思議。「飲んでなお女性が美しくいられる」以上に「飲んでさらに女性に磨きがかかる」お酒がシャンパンなのかもしれません。
いかがでしたか?シャンパンを飲んで幸せオーラを身に着けながら、女子力アップも目指してみましょう!