みなさんは「モラハラ」という言葉を聞いたことがありますか? ここ数年で一気に注目を集め、詳しくは知らずとも耳にしたことがある人も多いかと思います。「モラハラ」こと「モラルハラスメント」とは、精神的な暴力や嫌がらせのこと。肉体的な暴力とは違い、言葉や態度によって相手のことを精神的に追い詰めたり、暴力をふるうことを言います。あくまで「精神的」な暴力なので、被害が怪我やアザとなって見えるわけではないため第三者からも気が付きにくく、また被害者であるという意識もないままに、ただ苦痛に耐え続けるといったケースが多いようです。
人権的に侵害されてしまうモラハラ。とても怖いですよね。そこでここでは、モラハラ夫やモラハラ彼氏からされた束縛エピソードについてご紹介します。
もし当てはまることがあるなら、要注意です!
同窓会禁止令
「同窓会に行くなと言われた。学生時代に付き合っていた彼がくる可能性もあると言われ、何も言えなかった」(30代/専業主婦)
▽ 彼女や妻の過去の恋愛に対して異常なまでに執着を持ち、旧友と会うことさえ禁じるのは考えもの。特にモラハラ彼氏or夫には「自分はよくてもお前はダメ」「お前は俺がいなければ生きていけない」と諭されるケースが多いようです。自分はほいほいと元カノと会うのに、彼女の行動範囲は制限します。洗脳と同じことで、言われたほうは次第に自信を失っていき、自分をダメな人間だと思い込んでしまう恐ろしい展開になる場合も。
病院の診察は女医でなければNG
「病院で診察してもらうときは女医でなければダメだと言われる。心配ないと説明しても黙れと言われるし、病気にかかるたびに病院探しが大変」(20代/パート)
▽ 体調が悪いというのに、わざわざ女医さんのいる病院を探さなければいけないなんて苦痛以外のなにものでもありません。相手の身体を思いやることなく、我欲のために好き勝手に振り回すのはひとりの人間として問題があります。そういう人の彼女であるならば早急に別れた方がよさそうです。
SNSは禁止
「なぜだか知らないけれど“妻という立場がSNSをやるのは不貞だ”と言われ、Facebookを禁止された。久しぶりに会った友達の近況も知れずに、話題についていけなくなることがある」(20代/販売)
▽ モラハラ彼氏or夫は彼女や妻から裏切られることを恐れています。少しでも自分の地位を脅かすものがあれば、徹底して排除しようとする傾向があります。そのため、わけのわからない理由をこじつけて相手の行動を制限しようとする危険な一面を持っています。彼氏or夫の言いなりになっていると、次第に自分を見失い、洗脳されてしまうので要注意! 「自分がガマンすればいいや」という考えは一見ラクな逃げ道に思えますが、不幸のどん底へと導かれますよ。