美容に敏感な女性たちの間でにわか注目されているのが「油」。たんぱく質・炭水化物(糖質)と並ぶ三大栄養素のひとつ、油(脂質)。
私たちが元気に生きていくために三大栄養素が不可欠なのは言うまでもありません。中でも油は女性の「キレイ」と切っても切り離せない関係にあります。
女性ホルモンは油!?
「油=高カロリー」、「油=カラダに悪いモノ」と思っていませんか?
確かに油は野菜や果物に比べると高カロリー。でも「高カロリー=カラダに悪いモノ」ではありません。
油のカロリーは大さじ1杯で約110kcal。これはサラダ油やオリーブオイルなど、どんな油でも同じです(ビタミンなどカロリー以外の栄養素は油によって異なります)。
ごはん(白米)1杯が約250 kcalすから、油大さじ1杯はお茶碗半分のごはんとほぼ同じカロリーですね。
ダイエット中はもちろん、日頃から出来る限り油を摂らないような食事を心掛けている……という人が多いかもしれませんが、カロリーを気にして油抜きの食生活を送るのはおススメできません。
なぜなら、女性のキレイと元気に関わっている「女性ホルモン」は油からできているからです。
女性ホルモンの大切な原料のひとつ、コレステロール。コレステロールは油なので、油抜きの食生活を続けることは、女性ホルモン不足へとつながります。
つまり、油抜き食生活はおブスへの近道……!?
女性ホルモンは「うるおいホルモン」
女性ホルモンは「うるおいホルモン」とも呼ばれています。喉から手が出るほど、女性にとっては魅力的なネーミングですよね。
ツヤのある美しいお肌やコシのある髪、順調な生理周期やPMS(月経前症候群)の軽減など、すべて女性ホルモンのバランスが整っているのが大前提。女性ホルモンが不足しバランスが乱れると、乾燥肌や生理不順、頭痛などのPMS症状や老化の促進など、さまざまな不調が次から次へと起こります。
「最近、何だか調子が悪い」
「エステに行っても、いまいち効果が続かない」
「生理前がツライ」
「急に老け込んだ気がする」
……そんな人は油不足かもしれません!
また油は大切なエネルギー源でもあり、カラダを温めてくれる働きもあります。
学び、遊び、恋、仕事、育児、子育て……。女性はどのライフステージにおいてもとっても忙しい! エネルギー不足でフラフラしている暇なんてありません。毎日を元気に過ごすため、十分なエネルギー源は必須ですね。
そして冬は乾燥や冷えが特に気になる季節。この寒い時期をキレイで元気に乗り切るためにも、油を味方につけなくては!
良い油を積極的に取り入れよう!
でも、油なら何でもOK! ……というわけではありません。油は「良い油」と「悪い油」に分類されます。後編では油の種類と今大注目の油についてご紹介したいと思います。
2015年は「良い油」を味方につけて、女子力UPを目指しましょう!