夏が近づき、海やプールを意識しはじめると特に気になるのがバスト。タンクトップや水着を着たときに目につくことも多いでしょう。バストサイズというと、まずはカップ数が気になるのではないでしょうか。実は、ブラジャーのカップサイズはAから遠いほど胸のサイズが大きいと思われていますが、そうではありません。
「ブラのサイズ」=「カップの容量」+「アンダーバスト」
ブラジャーのサイズは、カップの容量とアンダーバストを足したもので決まります。アンダーバストとは、乳房のすぐ下のところ。トップバストは乳頭のある位置で、一番膨らんでいるところになります。とはいえ、カップの数がサイズと結びつくわけではありません。アンダーバストが大きいとバストの土台が広くなるため、バストに高さがなくとも体積的には大きくなります。したがって、アンダーバストのサイズがあがるほど、同じカップのサイズでもブラジャーのサイズは大きくなるのです。
つまり、A75とB70とC65はカップの容量でみればまったく同じです。そして、B70とB75は同じ「Bカップ」ではありますが、カップの容量から見るとB75のほうが大きいのです。B75の人は、C70の人の胸のカップ量と同じになります。
サイズがないときはカップをひとつ上げて、アンダーバストをひとつ下げる
前述したように、ブラジャーのサイズはカップの容量とアンダーバストを足したもので決まります。そのため、自分のほしいサイズのブラジャーがなかった場合、カップをひとつ下げてアンダーバストをひとつあげると、ほとんど同じサイズのブラジャーをつけることができます。また、ひとつ下にぴったりのサイズがないときは、カップをひとつ上げ、アンダーバストをひとつ下げても容量的にはほとんど変わらず、問題がありません。
A75がC65とほぼ一緒の容量なため、AカップでもCカップのブラジャーでフィットすることがあります。もっと言えば、C75とE65の胸の大きさにはほとんど大差がないのです。
左胸のほうが大きい場合は片側だけパットを抜く
人間の胸は必ずしも左右平等の大きさではありません。人によって違いますが、男女関係なく、多くの人は左胸のほうが少しだけ大きいと言われています。これは身体が心臓を守ろうとしているという説や、右利きの人が多いため右胸の筋肉が発達することが原因だという説などがあり、はっきりとはわかっていません。
とはいえ左胸だけ大きい場合は、ブラジャーの左側のパットを抜くことで丁度いいサイズになり、着け心地がよくなることがあります。
自分に合ったブラを選ぼう!
人によって胸のサイズが違うように、形状によっても変わってきます。サイズが同じでもカップの先端部分が浮いたり、反対に窮屈に感じたりすることもあります。サイズの合っていないブラジャーは、肩こりや形崩れの原因になります。購入する前に試着をして、店員さんにみてもらい自分の身体に合ったブラジャーをつけるようにしましょう。