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レストランで知っておくと便利なワインのことば

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レストランでワインを楽しむとき、難しい専門用語が出てきて困ってしまったことはありませんか?ワインの世界には、ワインならではの独特な表現もあって、ちょっと敬遠してしまいがち。でも中には、覚えてしまったらとても便利な“使える”言葉もあるんです。今回はレストランで食事を楽しむときに知っておきたいお役立ちワードをお伝えしますね。

エチケット

「エチケット」はワインボトルに貼られている、産地や生産者情報が書かれた紙のことを指す、フランス語由来の言葉です。「ラベル」という呼び方が一般的ですが、ワインラヴァーやソムリエさんは「エチケット」を使うことがよくあります。レストランで印象的な1本に出会った時や、飲んだワインを思い出に残しておきたい時は、ソムリエさんに「エチケットをいただけますか?」と聞いてみましょう。そうするとソムリエさんは、ワイン情報が記載された部分を、専用のシートを使ってキレイに剥がしておいてくれます。こうして、飲んだワインのエチケットをファイリングしておくと楽しいコレクションになります。ただし、エチケットを剥がす作業は少し手間がかかるので、カジュアルなお店の場合やワインがリーズナブルな場合、これはあまりオススメしません。そういう時は「エチケットの写真を撮らせていただいてもいいですか?」と確認してから、周囲の迷惑にならないように撮影して記録しておくといいかもしれません。

セパージュ

「セパージュ」とはフランス語で「ブドウ品種」を意味します。ワインはブドウからできている飲み物ですが、原料ブドウの品種は実に多彩。白ブドウだったり黒ブドウだったり、世界中で栽培されている国際品種だったり、その土地ならではの土着品種だったり、早熟だったり晩熟だったり……こうした原料ブドウの個性は、ワインの味わいを決定づける大きな要因のひとつでもあります。なので、せっかくワインを味わうならば、セパージュを頭に入れてからテイスティングしてみましょう。しかしやっかいなことに、セパージュというのは必ずしもワインのエチケットに書かれているワケではありません。特にレストランで飲む機会の多いフランスワインやイタリアンワインの多くは、産地や銘柄でブドウ品種を判断する必要があるんです。そんな時は、ソムリエさんに「このワインのセパージュはなんですか?」と聞いてみましょう。知っている品種名がでてきて、なるほどと思うこともあれば、全く知らない名前の品種が登場することもあるでしょう。この体験を重ねていくことで、セパージュごとの特徴や個性を少しずつ理解していくことができますよ。

マリアージュ

ワインと料理の美味しい関係、つまり“相性”のことを「マリアージュ」と言います。マリアージュとは直訳するとフランス語で「結婚」の意味。人間同士の結婚もそうであるように、料理とワインにも相性があり、そのバランスが狂ってしまうと、相手の魅力をうち消してしまったり、自身の魅力を十分に発揮できなかったりします。一緒になることで、お互いの良さをよりいっそう惹き立てられるような関係がベストなマリアージュ。だからレストランでワインを選ぶ時は、自分の好みはもちろん、合わせる料理内容も意識してセレクトしなければいけません(よいマリアージュを成立させるためには、幾つかのポイントがあるので、それについては改めてお伝えしますね)。自分で選ぶのが難しければ、ソムリエさんに「今日いただくお料理に合わせて何かオススメしていただけますか?」と聞いてみましょう(予算を伝えるのも忘れずに!)。ソムリエさんはワインの知識だけではなく、そのお店の料理内容についても熟知しているはずですから、きっと最適な1本を選んでくれるはず。最近では、お料理一皿ずつにグラスワインをペアリングさせるという楽しい提案をしているレストランもありますから、そんなプランを試してみるのも良いかも。料理とワインを合わせてみて、笑顔がこぼれる味わいだったら……「素晴らしいマリアージュですね!」と感謝の気持ちを伝えられたらステキですよね!
いかがでしたか?今回ご紹介したワインの言葉は、便利なだけでなく、フレーズも魅力的。口にするだけで、ちょっとエレガントな気分に浸れるかもしれません。ワインの言葉を少しずつ身につけながら、気品ある知的女子を目指しましょう。


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