こんにちは、インナービューティー研究家・フードコーディネーターの國塩亜矢子です。
去年からじわりと話題の「ベジブロス」、皆さんご存知ですか?
「ベジブロス」とは野菜や果物のくずで簡単に作れる、栄養満点の美容スープのこと。
栄養価が高いだけではなく、野菜や果物を無駄なく使いきれるのでとってもエコ!
これは今すぐ取り入れなくっちゃ!
基本の「ベジブロス」の作り方
「ベジブロス」の主材料は野菜くずなら何でもOK! なので、「この野菜がないと絶対にダメ!」というような厳密なレシピはありません。今回は筆者がよく作るベジブロスのレシピを一例としてご紹介します。
材料
<野菜>
・果物くず
・キャベツの芯、外側の葉
・キノコの石づき
・人参のヘタ、皮
・タマネギの芯、外皮
・長ネギの青い部分
・パセリの茎
・カボチャのワタ、種
・セロリの葉、皮
・リンゴの芯、皮
<その他>
・水:1.5リットル
・酒:大さじ1
・ローリエ:1枚
・出汁用昆布(5×10cm):1枚
※ 長ネギ、パセリ、セロリはとても良い香りが出るので、必ずどれか1つは使用。
※ キノコには旨み成分が豊富なのでよく使う。
※ 野菜果物くずの種類が多い場合は、出汁用昆布は使わないこともあり。
作り方
1.野菜、果物はよく洗って土や汚れを落とす。その後、鍋に入れやすい大きさに切る。
2.大きめの鍋にたっぷりの水を入れ、酒、出汁用昆布、ローリエ、(1)を入れる。
3.鍋の蓋をして弱火で約30分間煮込む。ザルで濾せば完成!
保存方法
・容器に入れ冷蔵庫で保管し、5~7日程度で使い切る。
・食品用の保存袋に平らになるように入れて冷凍保存。1か月以内に使い切る。
「ベジブロス」のビューティーポイント
・栄養素が胃腸で吸収されやすくなる!
・免疫力がアップし、美肌にも効果的!
・フィトケミカルを効率よく摂取できるので、アンチエイジングに効果的!
※ フィトケミカル=ポリフェノール、リコピン、イソフラボン、カテキン、タンニンなど
野菜も果物も、皮と実の間に栄養がギッシリ詰まっていると言われています。
それもそのはず。暑さや寒さ、強い紫外線や乾燥などから自らを守り育っていく野菜たち。季節ごとの環境に適応し、たくましく育っています。外気に触れているのは皮や外側の葉ですから、そこにたっぷりの栄養や抗酸化物質が集まるんですね。
数種類の野菜の旨みが合わさったベジブロスは、調味料なしでも満足感が高く減塩効果も。まさに美容と健康にピッタリのスープ、ベジブロス。保存がきくのも嬉しいですね。
ベジブロスは洋風スープ、和風スープ、どちらにも合います。
煮込み料理やリゾットにもおススメ! 水で作るよりも格段と美味しく仕上がります。筆者は離乳食作りにも活用しています。旨みたっぷりの優しいスープは乳幼児の食事にもぴったり。
美容と健康に良くて、エコにもつながり、料理も美味しくなる「ベジブロス」。
新たな台所習慣として、ぜひお試し下さい!