どこにでも闇の世界はあります。 今回は、結構ヘビーな話。Mさんというお客さんの使ってた事務所は、土地とサイズからして、かなりお買い得な建物だったのですが、いわゆる事故物件（過去に問題や事件が起きた物件）だったようで、体調不良や精神の不調を訴えていました。
Mさんが背負う女の人
私のところにMさんが初めて相談来た時、女の人が憑いてきていて何かを伝えたそうにしていました。私は、その女の人を見ると「随分重い霊を背負ってきたなぁ。」と思い、Mさからお話しを聴きましたが、Mさんには事務所を変えたり、そこにあまり行かないように伝えました。
その時は解りましたとMさん。Mさんに憑いてた霊にもお引き取り頂き、その日は快調になってMさんは帰って行きました。
自分が変わらないと何も変われない
後日Mさんがまた私の所へ相談に来ました。その時、また例の女の人の霊が憑いていました。「あら？」と思った私は、「まだ、あそこを使われているのですか？」と尋ねると、「安いからつい・・・」ヘラヘラした様子でMさん…。
「自分が変わらないと何も変わらないですよ～」と伝えましたが、Mさんはニヤニヤして、「はいそのうち・・・」と曖昧な返事のMさん。困ったもんだなぁと思いましたが、その日もMさんの気の調整をし、取り憑いていた霊にもお引き取り願って、また元気に帰って頂きました。
スピリチュアルカウンセラーは見た！薬がらみの殺人現場！
しかし、その夜のことです。物凄く嫌な夢をみて、私は目が醒めました。なんと刺青をしたヤクザらしき男が見えたのです。その男性はドラッグを決めた状態で、女性と行為をしていましたが、二人共トランス状態のようになっており、男が女の首を締めすぎてその女性殺してしまったようなのです。見るもおぞましい光景でしたが、その女の人は見覚えがあり、なんとMさんが毎回連れてくる女の人でした。そこで、Mさんにあの事務所で過去に何があったか？確認したところ、女性の遺体が押入れから出てきて、犯人は見つかっていないとのことでした。よくそんな物件に入居したなと呆れましたが、どうも、女性は犯人のことを告発したくて、訴えているようでした。
抹消
やはり、あの物件はやめたほうがいいとMさんに忠告しましたが、Mさんはのらりくらりとかわしていました。そんなやり取りをしてたところ、なんとMさんに憑いていた女の霊が隣の部屋にいた私の息子にいたずらしようとしていました。男が欲しいという想いが強すぎたのでしょうか、霊にも人の心があるのですが、女の霊は妖怪になりかけていました。怒った私は、カッとなり私はつい、気の無数のビームを女の霊に浴びせ、除霊してしまいました。除霊というか抹消してしまいました。心を失ってしまう薬はやはり怖いなと感じました。
結局は同じ穴のムジナ
Mさんにも、「もう、あんなところいっちゃダメよ」と言いつつも、やはり何かヘラヘラしている感じのMさんも何かを隠している感じがして、Mさんとは距離をとることにしました。後日、わかったことですが、Mさんも薬の売人だったようで逮捕されてしまいました。妖怪も怖いですが、人間が持つ闇も恐ろしいものだと思わされた出来事でした。どの世にも闇の世界はあり、闇は繋がっていると思い知らされた案件でした。